明日が仕事のため、今週末はレッスンを入れずに、八海山で久々に今日1日フリーでスキーをしました。
もちろん朝からロープウェーが止まるまで。
満足できる滑りもでき帰ろうと思って、ロープウェイ乗り場横で汚れた板を洗おうとホースの順番を待っていました。
前にはおじさんが待っていました。
おじさんの前の人が使い終わったので、おじさんは自分の板を壁に立てかけました。
僕もその時に、自分の板を並べて立てかけました。
おじさんが終わったらすぐに水をかけられるようにです。
そしたら、そのおじさんはおもむろに、自分の板ではなく、僕の板に水をかけ始めました。
「あっ、すみません。でも大丈夫です...」
って言ってもそのおじさんは黙々と、僕の板に水を流します。
それから、自分の板に。
自分の板を流し終えると、「はい、返して」と一言。
「いえ、自分でやるので大丈夫です」と、僕。申し訳なくて...。
でも、おじさんは「いいから」と。
僕は恐縮しながら、板を裏返すと、おじさんはおもむろにやっぱり、僕の板から洗い流し始めます。しかもビンディングの間まで丁寧に。
そして自分の板を洗う前に、僕の板を流し終えて、「はい」と一言。
申し訳なさそうにしてると、「いいから」って。
僕はたびたび恐縮しながら、自分の板を取ると、おじさんは黙々と自分の板を流し始める。
本当に素敵なおじさんです。
おじさんにとっては些細なことかもしれないけど、僕の心には幸せな気持ちがいっぱいでした。
ちょっとした優しさが、他人をとても幸せにしてくれます。
心が温まります。
僕は、とてもとても感謝しました。とてもとても幸せでした。